「なら、どうする?」を共有する
2023.03.02.
私がGENに入社したのは、3月1日。
以来、3月が近づくころ、入社当初の自分を思い出します。
なにもかもが新鮮に感じる一方で業務遂行に関する課題はもちろん、会議に参加する先輩マネージャーや社員の発言する言葉の一つ一つに圧倒的に自分には足りないものがあると感じ、焦りも多く抱えていました。
自分自身が業務に慣れることを優先し、それが出来ないことに不安を覚え、些細なことに一喜一憂し、まさに自分ファーストの毎日でした。
まだ改善事項がありそうだから自分が対応したいなどとexcuseを重ね、担当替えに踏み切れなかったり。
担当者である自分が何とかしなくてはならないと抱え込み、時間ばかりが過ぎていったり。
そこからは、何も生まれないのに。
GENはクライアント業務も会社の運営業務も必ずチーム制で取り組んでいます。
チームという体制があるのにその本来の意味を見失い、目の前の課題にだけに心が奪われていました。
そのことに気が付いたのは、入社から1年3ヶ月が経過した6月。
とあることがきっかけでした。
おそらく、社会人経験の中でも自分にとって大きなターニングポイントになった「気付き」だと感じています。
それ以来、抱え込んでいた業務を他の社員にお願いし、改善事項を共に考えていこうと考えるようになりました。
すると、独りで抱え込んでいた時よりも、改善事項の可視化は進み、アプローチの方法も多様な意見が出るようになりました。
会社運営業務に関しても、他のマネージャーに相談し巻き込んでいくことで、担当業務以外の課題を把握し合うことに繋がり、全体像を俯瞰して考えられるようになってきました。
クライアント業務も会社運営業務も「次の課題はこれだ」と少し先の未来のことを色濃くイメージできるようになったような気がしています。
何より大きかったのは、
「なら、どうする?(みんなはどう思う?)」と課題を共有することで心に余裕が生まれたことです。
マネージメントには大きく分けて2つの役割があると思っています。
①会社の経営(運営)
②社員の成長と働く環境の向上
現実問題、「企業」は利益が無ければ「社員」に還元できません。
でも、利益ばかりを求めることは、社員に負担を負わせるという事態を招きかねません。
両柱を「満点」に持って行くのは、本当に難しいです。
でも、マネージメントという役割を担う者が、それを諦めることだけは絶対にしてはいけない。
だから、私は「なら、どうする?」を共有し、周囲を巻き込んでいくことを大切にしていきたい。
沢山の時間を費やして、不安や失敗も多くて、だけどそれこそが道を作っているのだと信じています。
この先も、社員やマネージャーに沢山のフォローをしてもらいながら、
入社当時の恥ずかしい自分を反面教師に、
「なら、どうする?」を共有し、実践していこうと思います。
K.I