

掲載日:2011/07/22カテゴリ:経理・会計
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公認会計士 武田雄治氏 |
武田氏の会計セミナーはとにかく分かりやすい。
上場企業の経理マン向けのハイレベルな内容であるがマクロとミクロの視点からの具体的な事例や経験談が伴うので腑に落ちる。
そして何故か涙の出るようなドラマを感じるのだ。
別に奇をてらった仕掛けがあるわけではない。本人は淡々と決算早期化手法や会計の役立ちについて述べているだけである。にもかかわらず胸が熱くなるのは何故か。
それは武田氏が「経理を変えれば会社が変わる」という強い信念から、経理に携わる実務家を動かそうと訴えかけているからであろう。
「経理の力が弱い」「会計を経営に活かせていない」これが会計監査、経理現場を通じて武田氏が体感した日本企業の現実である。
新規に設立した100社のうち94社が10年以内に廃業するという。その多くがキャッシュフローを管理できずに倒産している。
そんな早死にの会社を少しでも減らせたら日本経済はもっと元気になるはずだ。
武田氏はそう考える。
そのようなスケールで企業を助けるには対面方式のコンサルティングでは限界がある。
より多くの企業を助けるために、武田氏が力を注ぐのは「会計現場に必要でかつ正確な情報を整理して体系的に伝える」ことだ。会計現場に会計力アップのツール(情報)を渡すという方法である。
「明日から料理を作れと言われて料理が作れる男性は少ないと思います。けれどもレシピと道具と分量通りの材料があれば誰でもおいしい料理が作れるのではないでしょうか。会計業務も同じです。だから現場の会計力向上のために必要な情報を整理して伝達したいのです。」
そのためには膨大な資料に目を通すことを日課としている。そしてその中から正確で必要な情報のみピックアップし、現場で使える形に編集して伝達する。
今まで6冊の専門書を出版し、現在執筆中の書籍も複数冊ある。セミナーはひっきりなし、WEB上でもブログやTwitterでリアルタイムに「情報」を発信している。1日24時間という限られた時間の中で最適なアウトプット(伝達)を実現するためには、会計現場への伝達が必要ない情報のインプットは一切しないという徹底ぶりだ。
「伝道師」という言葉が頭を過ぎった。しかし武田氏は「単に情報を編集しているだけです」と謙遜する。
「会計現場には雑多な情報が溢れすぎています。しかも現場は外部への資料提出期限にいつも追われている。そんな中で適切な情報や適切なツールを選んでいる余力はないんです。むしろ現場は乱雑にちらかっています。日本の製造業にあるかんばん方式や整理整頓の良き伝統を会計現場に活用し、価値のある情報を創る製造工場として仕組化されれば、会計は必ず経営に活力を与えます。」
武田氏の言葉には力がある。
「代りにやってあげる」ことは簡単でも環境を整えてあげることで現場に「実行させる」ことは容易ではない。しかし、「代りにやってあげる」こととは比べ物にならないほどより多くの現場に貢献する。武田氏は信念で挑戦する。
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2001年 |
公認会計士試験2次試験合格 新日本監査法人入所 |
|---|---|
| 2003年 | あずさ監査法人入所 |
| 2005年 | 東証上場企業勤務 |
| 2005年 | 財務会計コンサルティングを設立 代表取締役就任 |
| 2008年 |
武田公認会計士事務所 所長として再独立 |
| 2010年 | 株式会社アガットコンサルティング執行役員就任2011年 中央大学専門職大学院国際会計研究科兼任講師 |
| 書籍多数 |
| モットー | 為せば成る |
|---|---|
| 趣味 | 月に一度、旅に出る。その時だけはあえてパソコンを携帯せずリフレッシュ。 |